ラスト・ヴァンパイア [ THE LAST VAMPIRE ]

ラスト・ヴァンパイア:書影|VIGILIA PRIMA

伴侶を探すため、100年に1度の同族集会【コンクラーヴェ】の開かれるチェンマイを訪れた吸血鬼ミリアム。しかしそこで彼女が見つけたのは、アジアに住む一族壊滅の痕跡だった。各国政府による秘密裡の吸血鬼殲滅作戦をかわし漸くニューヨークの自宅へ戻ったミリアムの前に、CIAの吸血鬼ハンター・ポールが現われ…。


作中、吸血鬼の始原の説明は論理的でいい。但し彼らの不死性の論拠とははらないが。美貌の吸血鬼ミリアムの徹底した自分本位ぶりは、却って気持ちがよいくらい。圧倒的な美貌と知性、身体能力と品位を持つミリアムの人物造形は魅力的。…ポールに出会うまでは。萩尾望都『この娘うります!』の中に出てくる台詞「恋をしたら女はだめだ…!」がふと思い出される。

カトリーヌ・ドヌーヴ、デイヴィッド・ボウイ出演の1983年の映画『ハンガー』の原作『薔薇の渇き』続篇。


作品情報

ラスト・ヴァンパイア [ THE LAST VAMPIRE ]
著者:ホイットリー・ストリーバー [ Whitley Strieber ]
訳者:山田順子
出版:2004年
出版社:新潮社 [ 新潮文庫 ]

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