吸血鬼を扱った本邦産短篇小説集。吸血鬼に真正面から取り組んだもの、輪郭だけを淡くなぞったものなど、その描き方は様々。また、描かれる吸血鬼象もそれぞれが個性に富んでおり、吸血鬼という題材の幅を感じさせてくれる1冊。個人的には幕開けの「仲間」(三島由紀夫)、「影の狩人」(中井英夫)が好み。
📖作品情報
「血と薔薇のエクスタシー 吸血鬼小説傑作集」
編者:幻想文学編集部
収録作品:
- 三島由紀夫「仲間」
- 倉橋由美子「ヴァンピールの会」
- 中井英夫「影の狩人」
- 須永朝彦「森の彼方の地」
- 岡部道男「蝙蝠―『ドラキュラ三話』より」
- 赤川次郎「吸血鬼の静かな眠り」
- 新井素子「週に一度のお食事を」
- 菊池秀行「メイク・アップ・ストーリー」
- 中河與一「吸血鬼」
- 日影丈吉「女優」
- 星新一「抑制心」
- 戸川昌子「黄色い吸血鬼」
- 岸田理生「ちのみごぞうし」
- 岡本綺堂「一本足の女」
- 都築道夫「夜あけの吸血鬼」
- 種村季弘「吸血鬼入門」
- 東雅夫:解説
出版:1990年5月5日初版発行
出版社:有限会社幻想文学出版局
耽美度:⭐⭐⭐⭐⭐
バラエティ:⭐⭐⭐⭐⭐
総合おすすめ度:⭐⭐⭐⭐⭐
