ぼくのエリ 200歳の少女 [ Låt den rätte komma in ]

家にも学校にも身の置きどころのない少年、オスカー。ストックホルム郊外の団地に暮らす彼の日々は閉塞感に曇っていた。

ある夜、オスカーはエリと名乗る風変りな少女に出逢う。父親と思しき人物と共にオスカーの隣の部屋へ引っ越してきたエリ。流浪の民めいた風貌、どこか引っかかりのある言葉、狼を思わせるエリにオスカーは興味を惹かれる。二人は壁1枚を隔てた互いの部屋から、モールス信号を介して徐々に心を通わせていく。エリの存在に背中を押されたオスカーは、少しずつ現実と対峙する力を得る。時を同じくして、彼らの周辺では不可思議な殺人事件が起こり始めていた。

エリ役、リーナ・レアンデション [ Lina Leandersson ] の纏う雰囲気が印象的。目が勁い。200年を生きる見かけだけの子供、その絶対的な隔絶と孤独、諦観を殆ど目だけで伝えている。それまでの子役の概念を完全に打ち破られた。全体的に抑えた色調の中、少年オスカーの肌と雪だけが光を放つように明るい。


🎬作品情報

ぼくのエリ 200歳の少女 [ Låt den rätte komma in ]
監督:トーマス・アルフレッドソン [ Tomas Alfredson ]
出演:カーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデション
公開:2008年/日本公開:2010年
上映時間:115分
レーティング:PG12
製作:スウェーデン
耽美度:⭐☆☆☆☆
血しぶき度:⭐⭐⭐⭐☆
総合おすすめ度:⭐⭐⭐⭐⭐

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